こんにちは。りもです。
4月から進学し、現在は宮崎大学ポケモンサークル、「あさのひざし」様に所属させて頂いております。
ところで皆様は「全国ポケモンサークルリーグ(PCL)というものをご存知でしょうか？
有志の方によって運営されているイベントで、全国のポケモンサークル同士が競い合う3本勝負のサークル対抗戦です。
今年度はシングル2本、WCSウルトラルール1本で行われます。
以前から僕はダブルバトルに興味を持っており、同級生でWCSが出来る人がいなかったので挑戦することにしました。
個人戦績は1-3。目標としていた勝ち越しは出来ませんでしたが調整を進めて行く過程で多くの知識が身につき、対戦時には楽しんでプレイする段階まで行けたので供養の意味も兼ねて記事化することにしました。
※追記:この構築で南九州ポケサー交流会 団体戦にて優勝することが出来ました。一緒に戦ってくれた6匹にありがとう。
以下常体
最近俺の担当が凄く可愛い
~構築経緯~
ウルトラルールに挑むに至ってまず最初に行ったのは禁伝の並びの決定。元々ポケモンの耐久を信用しておらず、受け出しをあまりしたくないと考え火力で押し切れるレックゼルネを軸にする事にした。先輩に頂いたアドバイスから、この並びにはレックウザで暴れてゼルネアスで締める、或いはゼルネアスで暴れてレックウザで締めるという2タイプの戦術があることを知る。
ゼルネアスは基本的に持ち物固定でフェアリー技しか持てず、技や持ち物の自由度の高いレックウザより相手が限定的であると考え、前者を基本戦術として据える事にした。
次にその取り巻きの決定であるが、FF内の方でレックゼルネを握っていた方が一定数おり、丁度JCS予選が終わり構築記事が上がって来ていたので参考にさせて頂いた結果、殆どの方が採用していたガエンレヒレを取り巻きの確定枠とし、残り2枠を練っていく事に決定。
某サイトで構築を回していくうちに追い風をされて上から破壊される構築がキツイことが判明。特にクロバットは猫無効の為襷を持たれるとほぼ確定で追い風が成立してしまい苦しい展開となる。
猫を通せない場面での追い風枠に対するアンサーはトリル、挑発、天候によるS操作、追い風を貼り返すという物があり、追い風を貼り返すことで対策しようとした。追い風要員として、デルタストリーム下で弱点の消えるサンダーと猫無効でレックウザの上から削り技が打てるクロバットを考察したが、最終的にはクロバットを採用した。理由は後述。*1
ラスト1枠が全く決まらず、一生悩み続けたが最終的に意識してないとそこそこ刺さるトレンドのポケモンであるトリトドンをラスト1枠とした。
~個体紹介~
レックウザ@鉢巻
画龍/神速/滝登り/瓦割り
AS252、余り
泣く子も黙る鉢巻レック。このルールにおいて発生しやすいレックミラーにおいて最速であることで安心して動かすことができた。Aは特化ではないが安定した火力を見せつけてくれた。禁伝は無振りであればワンパンも狙えるレベルである。瓦割りはツンデを重く見て採用。たまに刺さる。
ゼルネアス@パワハ
ムンフォ/マジシャ/ジオコン/守る
231(236)-x-123(60)-167(4)-129(84)-135(124)
HB:232鉢巻レックのガリョテン確定耐え
HD:255ゲンシオーガのダブルダメ雨潮吹き確定耐え
S:最速70族抜き
サイクルの過程で有効打のなさそうな相手に投げて積む。ただほとんどのパーティが鋼を投げてくるので動かし辛かった。
ガオガエン@チョッキ
200(236)-136(4)-114(28)-101(4)-154(236)-58(0)
フレドラ/蜻蛉/バクア/猫
硬い。とにかく特殊に対して厚かった。
最遅である理由だが、後攻蜻蛉からレックを安全に着地させる為である。ついでに襷のケアもできる。
HD236-236はC183ゼルネの+2ムンフォ確定耐えであるが、控えめが主流になりつつあったので諸説。
今見たら調整が完全にピンチベリーなので甘いです。
カプ・レヒレ@ピンチベリー
怒り/熱湯/黒い霧(癒しの波動)/こごかぜ
173(220)-x-159(192)-116(4)-178(92)-83(0)
HD:183ゼルネの+2ムンフォ確定耐え
B:余り
C:4振り
S:最遅グラカイ抜かれガエン抜かれ
※個体値7
グラカイ抜かれ調整のガエンの下からこごかぜが打てる、トリル下で上から殴れる。前者は交代先にこごかぜを入れられる点において非常に優秀です。最初に考えた人天才だろ…
クロバット@襷
追い風/黒い霧/ファスガ (アクロバット)/前歯
陽気HS252 余りD
アクロバットは襷消費後の腐りを回避できると考えたが放置されるのであんまり関係なかった。レックの上から前歯が打てるのが魅力的であった為採用。アクロバットよりファスガの方がいいです…(1敗)
トリトドン@達人の帯
今年のJCSチャンピオンの調整をパクった為割愛
レックゼルネの苦手とする鋼タイプに強く、そもそもこのポケモンがJCS本戦まで表舞台に立たなかったのでJCS予選のPTをPCLに持ってくる人に刺さると予想。案の定刺さりました(負けたけど)
ゼルネが積めない相手に出すと強そう。てか強いでしょ
ざっとこんな感じ。一体一体の調整を完璧に言語化することができず、調整意図もしっかりしてないのが最終成績の甘さに繋がったと思います。とはいえ、戦いながらプレイングを試行錯誤し、構築やプレイングについて他人(主に先輩ですが)と話すことは非常に面白く、知識を蓄えたことでWCSも楽しく閲覧することができました。今後は全国ダブルに取り組みながら剣盾ではガラルダブルに本格参戦したいと思います！
ここまでご覧いただきありがとうございました！
